震災後の安定供給に全力
2011年3月11日14時46分東日本大震災が発生しました。
当社はこの日もガスパイプラインを通じて宮城、山形、福島県内の都市ガス事業者や大口お客さまに天然ガスを供給していました。
パイプラインには被害がなかったため、地震発生後もガスを受け入れていたお客さまにはガス供給を継続しました。
当社パイプラインの監視業務をしている仙台事業所は仙台港にありますが、地震発生から1時間近く過ぎたころ、津波が押し寄せました。
仙台事業所1階にあった遠隔監視制御装置は水没し機能が失われ、仙台市青葉区にある本社のバックアップ用監視制御装置も停電により使用できない状態となりましたが、基幹パイプラインを監視している石油資源開発株式会社 長岡事業所の監視センターの支援により、送ガス状況の把握を行いました。
震災翌日には停電の復旧により本社での遠隔監視制御が可能となり、仙台事業所の業務再開までの約3ヶ月間、本社社員による24時間体制での監視業務を続けました。その間、地震被害などによりガスの受け入れを停止されたお客さまには、受入態勢が整い次第供給を再開していきました。